油圧クランプ式レデューシングアダプタ & QC式アーバー

一般的にQC(クイックチェンジ)式アーバーには、ボールスリーブという位相決め(位置決め)の役割を担う円筒形の製品が組み込まれています。
このボールスリーブは、高精度且つ精密に製作されています。このボールスリーブが組み込まれていることで、叩き出し等での精度出し(芯出し)が不用となります。
しかし、今このボールスリーブ型を使用せずに油圧クランプシステムを用いることで、QC式アーバーをクランプしチャッキングする仕様ができました。
新たに製作されたのが油圧クランプ式レデューシングアダプタを用いたQC式アーバーです。
ボールスリーブを使用したQC式アーバーで問題だった点は、ラッピング加工です。
ラッピングの研磨剤の中には、小さな砥粒が非常に多く含まれています。更にかなり泥状です。従来のボールスリーブ型のQC式アーバーでは、ラップ粉がアーバー内にまで入り込んでいました。
それによって異音発生や内部に細かなキズ等ができたりして問題となっていました。そもそもラッピング工程について、その加工環境からQC式アーバーは不向きであるとされてきました。
しかし、こちらの新作油圧タイプは密閉型なので、メンテナンス及び取扱いを手順通りにきちんと行っていればラップ粉の進入をかなりの確率で防ぐことができます。
ラッピング工程での作業者への作業負担を軽減する目的のため製作しました。