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アーバー
弊社が販売している治工具の中で、アーバーと呼ばれる製品があります。
例えばデファレンシャルギヤ(以下「デフ」と表記)という自動車の中に組み込まれているギヤがあります。これは差動装置とも呼ばれ左右のタイヤの間に設置されており、左右のタイヤの回転差を効率良く吸収する重要な役割を担っています。この デフが存在することで、自動車のコーナリング(曲がる動作)に関して曲がりやすさを実現しています。弊社はこの デフ を製造する為のピニオンアーバー、ギヤアーバーという治工具にも長年携わってきております。
このアーバーは、メインページでも紹介させて頂いたコレットという製品をアーバー中に組み込んで使用します。加工物(以下「ワーク」と表記)の形状によってアーバーの形状もコレットも多種多様です。ワークの形状や求められる機構等によっては、製作が困難なアーバーもありますことをご注意ください。
弊社が販売しているアーバーの中にQC(クイックチェンジ)式と呼ばれるアーバーがあります。これは「アダプタ」と呼ばれるベースアーバーを機械側に取付け、そのアダプタの上にQC式アーバーをワンタッチで設置し使用する作業効率性の向上と高精度を実現したアーバーです。下治具のベースアーバーはそのままで、上治具のQC式アーバー部のみの交換で作業時間短縮と複数のワーク加工を可能にしました。力は特別必要としないため、男女問わず扱いやすい設計です。